クリニックBlog

2015.08.29更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

もうすぐ8月も終わりですね。
少しずつ日差しもやわらかくなって、秋の気配も感じるようになってきました。
今年の夏はかなり暑かったので、夏バテされている方も多いのではないでしょうか

夏バテにいい食べ物と言えば、鰻がその代表ですねdelicious
今年の土用の丑の日は、7月24日と8月5日の2回ありましたが、みなさんは鰻を食べられましたか

土用の丑の日に鰻を食べるという風習の由来には諸説ありますが、江戸時代の蘭学者の平賀源内が火付け役だという説が有力です。

商売不振に困っていた鰻屋から相談を受けた平賀源内は、「丑の日に『う』のつく食べ物を食べると夏負けしない」という言い伝えをもとに「本日は丑の日」と書いて店先に看板を出すよう勧めたそうです。

すると、その鰻屋がたいへん繁盛したので、他の鰻屋もどんどん真似をするようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したと言われていますflair

実際に、鰻は、DHA、EPAビタミンA、B1、B2、D、E鉄や亜鉛などのミネラルを多く含み、夏バテの予防や解消には最適です。

特に、ビタミンAは非常に豊富で、鰻1匹で成人が1日で必要とする量を充分に満たしてくれます。
ビタミンAは、目の健康を維持し、皮膚や粘膜を正常に保つのに必要な栄養素です。
化学名はレチノールですが、レチノール誘導体として化粧品にも配合されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか

ビタミンAが不足すると、眼や皮膚の乾燥、夜盲症などの欠乏症が起こります。
逆に、過剰に摂ると、脂溶性ビタミンなので、体内に蓄積し、腹痛、悪心、嘔吐、関節痛、皮膚乾燥、脱毛、食欲不振、肝脾腫、脳圧亢進などの中毒症状を示します。
その他、重大な過剰症として、催奇形性、骨密度の減少も知られています。

1日に3,000μgRE以上の摂取は、胎児の催奇形性のリスクを高めるので、妊娠を希望する女性および妊娠3か月以内の妊婦は過剰摂取に気をつけなければなりません。
3,000μgREは、鰻のかば焼きだと200gに相当します。
レバーも鰻と同様にビタミンAを多く含みます。
牛レバーtaurusなら270g程度は大丈夫ですが、鶏レバーchickだと20~25gしか食べられません。
鰻やレバーを連日大量に食べる人はいないと思いますが、お好きな方は注意してくださいね。

また、ビタミン入りのサプリメントを摂っている方は栄養成分表示を確認してください。
当院推奨のものは、ビタミンAでなくβ-カロテンとして含まれているので問題ありませんが、気になる方はぜひ栄養カウンセリングにお越しくださいねhappy01

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

2015.08.15更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

今日8月15日は終戦記念日。
各地で様々な追悼の式典や催しが行われています。
失われた多くの命を悼み、平和な毎日を過ごせる今に感謝したいと思います。

さて、食の分野では、8月15日は「刺身の日」だそうです。
室町時代後期の書記官・中原康冨の1448(文安5)年8月15日の日記には「鯛なら鯛とわかるやうにその魚のひれを刺しておくので刺し身、つまり『さしみなます』の名の起り」とあり、これが初めて文書bookに登場する刺身に関する記録とされています。

切り身にすると何の魚fishか分からないので、魚のヒレを一緒に刺しておくとは、おもしろい風習があったのですね。
ヒレだけで魚の種類が分かるというのもスゴいですが、当時は刺身用の魚の種類が少なかったのでしょうpisces

また、「さしみなます」は聞き慣れない料理名ですね。
「なます」は古代中国に由来する料理で、生肉や生魚を細かく刻んだものをいいました。
『日本書紀』や『万葉集』に「膾」の表記が見られ、その頃にはすでに伝わっていたと思われます。
「なます」に酢が用いられるようになったのは室町時代以降で、魚肉を使ったものは「鱠」と表記されました。
宗教的に殺生が禁止されてからは、野菜や果物だけの「精進なます」が主流となり、それが現在の「紅白なます」などの酢の物につながっています。

「なます」は故事成語にも登場しますねhappy01
「羹に懲りて膾を吹く」とか、「人口に膾炙する」とか。
漢字テストみたいですが、故事成語として日本でも使われるほど、「なます」が日本の食文化に根付いたことがうかがえますdelicious

一方、「刺身」という呼び名ですが、当時の武家社会では「切り身」の「切る」という字は縁起が悪いので、「刺身」が一般的になったといわれます。
醤油が普及した江戸時代中期以降は、関西でも刺身が食べられるようになりましたが、京都では「刺す」という字もよくないということで「造り身」と呼び、それが「お造り」へと変化したとのことですflair

刺身のいいところは、魚の栄養素が新鮮なまま摂れることです。
特に、DHAEPAなどの不飽和脂肪酸は、加熱すると酸化してしまうので、生食の方が健康効果が高いと言われます。
是非おいしい刺身を食べて、舌も心も満足させてあげてくださいねnote

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

2015.08.01更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

暑い日が続いていますねsweat01
各地で熱中症の報告が相次いでいます。
7月末までに、熱中症とみられる症状で病院に運ばれた人は少なくとも856人、うち5人が死亡、8人が意識不明の重体とのことですbearing
屋外や運動中だけでなく、室内で何もしていないときでも起こるので、気を付けたいですね。

日本の夏の暑さは今に始まったことではありません。
徒然草の一節にも「家の作りやうは、夏を旨とすべし」とあるように、昔の人も夏の蒸し暑さには辟易していたようです。

では、熱中症を予防するために、食事面では何に気を付ければいいのでしょうか
もちろん、水分補給が第一ですが、水を飲むだけでなく、旬の野菜や果物から水分を摂ることも大切です。

キュウリやスイカ、ゴーヤ、冬瓜などウリ科植物には、体の熱を冷まし、余分な水分を出す作用があります。
特に、スイカは水分が多く、カリウムやビタミン類も豊富です。
あの、赤色の色素成分はトマトと同じくリコペンです。
糖分も適度に含まれていて、素早くエネルギーに変わるので、夏には最適の果物です。
また、スイカには、シトルリンというアミノ酸の一種が含まれます。
シトルリンは、血管を拡げ、血流をスムーズにし、動脈硬化を予防するとともに、冷え性改善やむくみ防止などに効果があることが分かっています。
シトルリンは、スイカの赤い果肉よりも白い部分に多く含まれているので、皮を捨ててしまうのはもったいないですね。
漬物やサラダ、炒め物、味噌汁の具などいろいろなお料理に使ってはどうでしょう。
漢方でも、冬瓜やスイカの緑色の皮を乾燥させたものを冬瓜皮(トウガヒ)や西瓜皮(セイカヒ)といい、生薬として使うそうです。

また、トマトやナス、ピーマンなどのナス科植物も夏野菜の代表ですが、「秋茄子は嫁に食わすな」という諺どおり、食べ過ぎると身体を冷やすので注意してくださいね。

私はキュウリが大好きで、夏は毎日1本は食べていますdelicious
夏限定で食べたくなるので、身体が自然とウリ科植物を求めているのでしょうね。
夏野菜は身体を冷やすからよくないと避けていらっしゃる方も多いと思いますが、身体を快適な状態に保つことが治療においては重要なので、適度に取り入れていかれるとよいと思いますnote

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

  • まずはお気軽に当クリニックへご相談ください
  • 初診専用ダイヤル 06-6281-9000 再診の方はこちら 06-6281-3788 事務局(患者様以外の方) 06-6281-8801
  • ネット予約
  • まずはお気軽に当クリニックへご相談ください
  • contact_tel01_sp.jpg
  • contact_tel02_sp.jpg
  • ネット予約
  • contact_tel03_sp.jpg