クリニックBlog

2018.11.29更新

こんにちはflower2
管理栄養士の花田です。

明日11月30日は「本みりんの日」です。
本みりんの良さをもっと多くの消費者に理解してもらうことを目的に、全国味淋協会によって制定されました。
「い(1)い(1)み(3)りん(0=輪)」の語呂合せと、鍋物や煮物などで本みりんを使う季節であることから、この日が選ばれたそうです。

本みりんは、蒸したもち米に米麹を混ぜ、焼酎または醸造用アルコールを加えて、40日~60日間かけて糖化・熟成したものを、圧搾、濾過してつくられます。
熟成の間に、米麹中の酵素によって、もち米のデンプンやタンパク質が分解されて各種の糖類、アミノ酸、有機酸、香気成分などが生成され、特有の甘みやコクを生じます。

みりんは、もともと戦国時代のころに武士や貴族の飲み物として生まれ、江戸時代に清酒が一般的になるまでは、甘みのある高級酒として親しまれてきました。
現在でも、お正月に飲むお屠蘇は、数種の薬草を組み合わせた屠蘇散を日本酒や本みりんなどに浸してつくられます。

酒税法では、アルコール分1度(容量パーセント濃度で1%)以上の飲料を「酒類」としています。
本みりんは約14%のアルコール分を含むので、ビールやウイスキーなどのアルコール飲料と同じく「酒類」に分類され、酒税がかけられます。

一方、みりん風調味料と呼ばれるものがありますが、これは本みりんとは製法が異なります。
糖類を主原料とし、米や米麹・酸味料調味料などをブレンドして作られ、熟成期間はほとんど必要ありません。
アルコール分は1%未満なので、酒税はかからず、お値段もお手頃です。


皆さんのご家庭では、どちらをお使いでしょうか

実際のお料理への効果を考えてみると・・・
本みりんはアルコール分が高いので、肉や魚の生臭さを消したり、食材に旨味を染み込ませたり、煮崩れを防止するなどの効果があります。
味の深みやコクを求めるのなら本みりんがいいと思います。

一方、みりん風調味料はアルコール分が少ないので、和え物や酢の物などの加熱しない料理に、煮切らずに使えます
また、糖分は本みりんよりも多いので、照りやツヤを出すのに優れています。

ということで、それぞれ一長一短あるので、両方をうまく使い分けるといいですねnico

ちなみに、保存については、開栓後は、本みりんは常温冷暗所でOKですが、みりん風調味料はアルコール分が少ないので冷蔵保存が必要です。
私は、本みりんを冷蔵庫で保存したため、糖分が結晶化して固まってしまいましたuun
庫内の温度があまり低くない場所だったのですが、やはり常温でないとダメなようです。
でも、夏場は高温になると、みりんに含まれる糖分とアミノ酸が反応し、茶色に変色することがあるので、温度管理には十分気を付けてくださいね笑う

 

2018.11.15更新

こんにちはflower2
管理栄養士の花田です。

今日11月15日は「こんぶの日」です。
「七五三の日」でもありますが、この日に因んで、「育ち盛りの子どもが栄養豊富な昆布を食べて元気になってほしい、また、昆布を食べる習慣をつけてほしい」という願いを込めて、日本昆布協会が、1982年に制定しました。

わが国では、昆布は、古来より「昆布」=「よろこんぶ」として、お祝いの行事に用いられてきました。
また、和食のだしの材料として、かつお節とともに定番食材となっています。
この他、佃煮昆布、塩昆布、昆布巻きなど、日常の食事にもよく登場します。

昆布をはじめ、海藻にはミネラルであるヨウ素(ヨード)が多く含まれています。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの主な構成成分です。
甲状腺ホルモンは新陳代謝を促し、子どもの場合は成長ホルモンとともに発育を促進させる働きがあるため、ヨウ素が不足するとこれらの機能が低下します。
日本では前述のように、海藻を多く摂る習慣があるので、ヨウ素の欠乏はほとんどありません。

逆に、健康に良いからといって毎日海藻を過剰に摂ると、甲状腺ホルモンが作られなくなり、甲状腺機能が低下することがあります。
日本人には甲状腺機能低下症が多いのですが、この背景には海藻の多量摂取があると考えられています。

 

海藻の種類によって含まれるヨウ素の量は違います。
ランキングで見てみましょう。(日本食品標準成分表2015年版より可食部100 gあたり)

第4位・・・海苔(焼きのり)    2,100㎍
第3位・・・わかめ(カットわかめ) 8,500㎍
第2位・・・ひじき(干しひじき)  45,000㎍

焼きのりは1枚4g、味噌汁に入れる乾燥わかめは1~2g、ひじきの煮物の干しひじきは5g程度です。
単純に計算すると、それぞれのヨウ素の量は、84㎍、85~170㎍、2,250㎍です。
「日本人の食事摂取基準2015年版」のヨウ素の推奨量は130㎍なので、わかめの味噌汁だけでオーバーしてしまいますねuun


では、栄えある第1位は・・・

昆布(まこんぶ) 200,000㎍  です。

桁違いの多さで驚きますねabon

まこんぶは最も代表的な昆布で、10㎝角で10gぐらいです。
だし昆布としてよく利用されますが、だし汁にも少量ですがヨウ素は溶け出るので注意が必要です。
ご飯のお供の佃煮昆布は、100gあたり11,000㎍
1食分が5~10gなので、ヨウ素量は550~1,100㎍となり、推奨量を優に超えてしまいます。
この他、昆布エキス入りの調味料やだしの素、昆布茶などにもヨウ素は含まれているので、原材料表示をよく見るようにしてくださいね。

「日本人の食事摂取基準2015年版」では、ヨウ素の耐容上限量も設定されており、3,000㎍です。
日本人の食事からのヨウ素の平均摂取量は、1,000~3,000㎍/日と推定されています。
平均値がすでに上限量に近いので、積極的に海藻を食べる必要はなさそうですね。
また、食品だけでなく、うがい薬やX線検査で使用する造影剤にもヨウ素が含まれているものがあります。

不妊治療においても、甲状腺疾患は影響します。
受診服薬されている方は、ヨウ素の摂取についてはお医者様の指示どおりになさってください。
一時的に甲状腺機能の検査結果が悪かった方は、海藻類の摂りすぎが原因のこともあります。
この場合は過剰摂取をやめると自然に回復します。

「何事もほどほどに」が肝要だということですねnico

 

2018.11.08更新

こんにちはflower2
管理栄養士の花田です。

今日11月8日は「レントゲンの日」です。
1895年のこの日、ドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲン博士がX線を発見しました。

X線は、レントゲン博士の陰極線(電子線)の実験中に偶然発見されました。
陰極線とは異なる正体不明の光線だったことから、数学で未知の数を表す「X」という文字を用い、「X線」と名付けられました。

後の研究で、X線は、非常に波長の短い放射線(電磁波)であることが判明しました。
波長が短いため厚い物体も透過できるので、身体の内部の様子を撮影するのに適しているということで、医療分野で大いに活用されていますni

この発見により1901年の第1回ノーベル物理学賞がレントゲン博士に授与されました。
博士はX線が人類のために広く利用されることを望み、ノーベル賞以外の全ての賞を断り、X線に関する一切の特許を取得しなかったとのことです。


現在、X線は、医療以外でも様々な分野で役立っています。
たとえば、空港の手荷物検査や文化財建造物の内部調査など、壊さずに中身を確認することができるので、とても便利ですnote2

また、食品分野では、γ(ガンマ)線という放射線の照射がジャガイモの発芽を抑制する目的で認められています。
発芽を抑制するのは、見栄えを損ねないためだけでなく、芽の部分にソラニンという有害物質が増えて食中毒を起こすのを防ぐためです。
日本で許可されているのはジャガイモだけですが、中国などではニンニクの発芽抑制にも利用されています。
この他、諸外国では、熱帯果実や穀類の殺虫、香辛料や食肉・魚介類の殺菌などの目的で、放射線が照射されています。

放射線照射は、温度がほとんど上がらないので、食品の色や香り、栄養素を損ねないことが最大のメリットです。
生鮮食品や冷凍食品の処理が可能で、薬剤を使わないので残留毒性や環境汚染の問題もありません。
放射線と聞くと「危険なもの」というイメージがありますが、「放射線照射」と「放射性物質による汚染」は違うので、 放射線が食品に残留したり、新たに放射性物質が生じたりはしないので心配されなくても大丈夫です。

医療にも日々食べている食品にも放射線が関わっているとは興味深いですねnico

 

  • まずはお気軽に当クリニックへご相談ください
  • 初診専用ダイヤル 06-6281-9000 再診の方はこちら 06-6281-3788 事務局(患者様以外の方) 06-6281-8801
  • ネット予約
  • まずはお気軽に当クリニックへご相談ください
  • contact_tel01_sp.jpg
  • contact_tel02_sp.jpg
  • ネット予約
  • contact_tel03_sp.jpg