こんにちは
管理栄養士の花田です。
昨日はホワイトデーでしたね
美味しいスイーツをたくさんもらって、万年ダイエッターの私もついつい食べ過ぎてしまいました
その前日の3月13日は、「サンドイッチデー」だったのですが、ご存知でしょうか?
2個の「3」が「1」を挟んでいる(サンド1=サンドイッチ)という語呂合わせだそうです。
サンドウィッチの生みの親と言えば、18世紀イギリスの貴族サンドウィッチ伯ジョン・モンタギュー氏です。
トランプゲーム好きのサンドウィッチ伯が、ゲーム中でも片手で食事ができるよう、パンに具を挟んだものを作らせたという浮説は有名ですね
サンドウィッチ伯という爵名は、彼の領地であった Sandwich(現在のサンドウィッチ村)に由来するそうです。
3月13日とは別に、彼の誕生日に因んで、11月3日は「サンドウィッチの日」とされています。
「いいサンド」の語呂合わせでもあります。
さて、サンドウィッチに欠かせないのは食パンです。
「サンドウィッチの日」にちなんで、総務省の「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(平成26~28年平均)」をもとに、食パンへの支出金額と購入数量を調べてみましょう。
支出金額
全国平均 8,891円
1位 神戸市 13,405円
2位 奈良市 11,379円
3位 堺市 11,337円
4位 高知市 10,836円
5位 金沢市 10,787円
:
48位 福島市 6,807円
49位 鹿児島市 6,664円
50位 山形市 6,565円
51位 熊本市 6,347円
52位 秋田市 5,259円
購入数量
全国平均 19,428g
1位 奈良市 25,303g
2位 神戸市 25,203g
3位 堺市 25,025g
4位 鳥取市 25,004g
5位 名古屋市 25,004g
:
48位 盛岡市 14,694g
49位 熊本市 14,389g
50位 山形市 14,243g
51位 福島市 13,224g
52位 秋田市 12,803g
金額も数量も、神戸市が上位ですね。
また、金額も数量も少ないのは、米どころと言われる地域ばかりですね。
トップの金額・数量の1/2なのもうなずけます
金額と数量から考えると、神戸市の人は他の市よりも高価な食パンを食べていらっしゃるのかなという印象です。
6枚切りの食パンは、だいたい1枚当たり60gなので、
25,203g÷60g≒420枚
13,405円÷420枚≒31.9円
1枚当たり31.9円、1斤(6枚入り)で191.4円です。
全国平均の数値で計算して比べてみると、
19,428g÷60g≒324枚
8,891円÷324≒27.4円、1斤164.4円
1枚当たり4.5円、1斤で27円も違います。
また、秋田市の場合は、
12,803g÷60g≒213枚
5,259円÷213枚≒24.7円、1斤148.2円
神戸市との差は、1枚当たり7.2円、1斤で43.2円です。
これは、物価の差、嗜好の差、はたまた価値観の違いによるものでしょうか?
実際に、2012年の総務省の調査では、秋田県のベーカリーの数は、人口10万人あたり4.33軒で、最も少ないとのことです。(ちなみに全国平均は、7.89軒)
いずれにせよ、米VSパンのバトルにまで発展しそうなので、この辺でおしまいにしておきましょう。
たかが統計調査ですが、その背景にあるものをいろいろ想像するのはおもしろいですね