クリニックBlog

2018.12.06更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

このところ、栄養カウンセリングでは、体重管理についてのご相談が続いています。
加齢とともに痩せにくくなった、生活のリズムが変わって体重が増え始めたなどのご相談が多いです。
また、インスリン抵抗性の検査の結果がよくなかった方の中には、体重を減らすことで改善できると思われる方もいらっしゃいます。

体重は、ただ減らせばよいというものではなく、その人にとって適正な体重を見つけることが大切だと私は考えています。
適正な体重は、だいたい次のような手順でご提案させていただいています。
① BMIや検査値、身体症状の有無などから、減量が必要かどうか見極める。
② これまでの体重変動の経過も加味し、最も体調が良かった時の体重や、妊娠及び妊娠の継続に適した体重を考え、目安とする。
➂ 体重が増えた原因を、食事・運動・生活リズムなどから見つけ出す。
④ ➂を踏まえ、適正な体重に近づくために、現在の生活の中でできることを考える。

「栄養指導」と聞くと厳しい食事制限がイメージされますが、それは過去のことで、時間栄養学alarm clockの考え方が浸透した現在は、食事内容そのものよりも生活リズムの改善や食事時間の調整の方が主眼となっています。
同じ食事内容でも、朝昼夜の配分や夕食の時間、間食のタイミングなどを変えると、それだけで体調が良くなり、適正な体重に近づきます。

また、インスリン抵抗性がある方も、食べる時間帯や順序、食品の組み合わせなどに気を付けて糖質を摂ると、急激な血糖値上昇を防ぐことができるので、過剰なインスリン分泌を抑えることができます。

そして、これらの食べ方を続ければ、妊娠糖尿病のリスクを減らすことも可能です。

「栄養指導」のイメージが少し変わられたでしょうか
当院では、「栄養指導」ではなく「栄養カウンセリング」として、患者様との対話を大切にし、栄養の専門家の立場からご自身に合った食事についての助言をさせていただいています。
どんなご相談でもお受けいたしますので、どうぞお気軽にお越しくださいねnico

≪栄養カウンセリング≫ 
日時:水曜・木曜 14:30~、15:30~、16:30~ お気軽にご予約ください。

 

2018.11.22更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

先日、患者様から、「必要なサプリメントがあれば早めに教えてほしい」とのご意見をいただいたので、それについてお答えしたいと思います。

第一に必要なのは「葉酸」です。
胎児の神経管閉鎖障害を防ぐために有用であることが分かっており、厚生労働省からも1日400㎍、サプリメントで摂取することが推奨されています。
葉酸はビタミンB群のひとつで、食品にも含まれますが、食品中の葉酸は吸収率が低いので、サプリメントで補う必要があります。

そして、葉酸以外のサプリメントは、食事量が極端に少ない、または栄養が偏っている人以外は特に必要ありません
通常の食事量なら、ビタミンやミネラルなどの必要量は摂れている方がほとんどですので、補うとしてもベースサプリと呼ばれるマルチビタミンマルチミネラルで充分です。
お魚が苦手で食べられない方には、DHA・EPAのサプリメントをお勧めしています。
貧血症状がある場合は、医薬品の鉄剤かヘム鉄のサプリメントが有効です。

また、医師からDHEAメラトニンを勧められている方は、指示通りにご利用ください。
DHEAやメラトニンは海外から個人輸入することも可能ですが、メーカーによって品質が異なり、粗悪品もありますので、クリニック推奨のものが安心ですni

この他、亜鉛ビタミンDコエンザイムQ10カルニチンレスベラトロールイノシトールラクトフェリンなど、お身体の状態や治療段階に応じて医師から勧められる場合があると思いますが、その場合は指示通りになさってください。

「妊活サプリ」と称して様々なサプリメントが販売されていますが、サプリメントは単なる「食品」であり、「魔法の薬」ではありません。
飲んだからといって劇的に効果が表れたり、飲まなかったからといって妊娠できないということもありません。
誇大広告に惑わされず、ご自身に必要なものをお選びくださいねnico

≪栄養カウンセリング≫ 
日時:水曜・木曜 14:30~、15:30~、16:30~ お気軽にご予約ください。

 

2018.11.01更新

こんにちはflower2
管理栄養士の花田です。

今回は、近年注目されているレスベラトロールについてのお話です。

レスベラトロールは、ブドウの皮や赤ワインwine、ピーナッツの渋皮などに含まれるポリフェノールの一種です。
脂肪分の多い料理を食べているフランス人が心臓血管系の病気になりにくい (フレンチパラドックス)のは、赤ワインをたくさん飲む習慣があるからだということで、赤ワインに多く含まれるレスベラトロールが注目されましたni

2003年には、ハーバード大学のデービッド・シンクレア博士の研究チームによって、レスベラトロールが酵母の長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)の発現を促すことが報告され、有名になりました。
さらに多くの研究が行われ、抗酸化作用・抗炎症作用・癌抑制作用・認知症の予防効果・血糖降下作用・脂肪の合成や蓄積に関わる酵素の抑制効果なども報告されています。
抗酸化作用のある栄養成分と言えばビタミンEやCがよく知られていますが、レスベラトロールはビタミンCの50倍の抗酸化作用を持つとも言われます。

近年は、生殖医療分野でもレスベラトロールの効果を示す論文が発表されています。
ウシやマウスなどの動物実験における研究ですが、レスベラトロールが卵子のミトコンドリアの働きを促進し、卵子の質を改善して胚発生能を向上させたことを示唆する結果が出ています。

卵子を含め、ヒトの細胞のほとんどは、細胞内のミトコンドリアという器官でエネルギーを作っていますが、その機能は年齢とともに低下してしまいますnamida
卵子のミトコンドリアの働きが悪くなるとエネルギー不足になり、受精しても良好な胚が育たなくなってしまいますが、この機能を回復させる効果がレスベラトロールにあるのではないかと考えられています。
今は動物実験のレベルで、ヒトでの効果が実証されているわけではありませんが、今後の臨床研究が期待されますねnico

 

2018.10.04更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

今回は、「保健機能食品」のうち、「機能性表示食品」についてのお話です。

平成27年4月の食品表示法施行に伴い、機能性表示食品制度が開始されました。
「機能性表示食品」とは、「事業者の責任で、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品で、販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報が消費者庁に届け出られたもの」です。

機能性表示食品のパッケージには、「脂肪の吸収を穏やかにする」「おなかの調子を整える」などの特定の保健の目的が期待できる機能性を表示することができます。
トクホのようなマークはなく、「機能性表示食品」と記載されます。
販売60日前までに、機能性および安全性についての根拠となる資料を添えて、消費者庁長官に届け出なければなりません。
「機能性」については、最終製品を用いた臨床試験や機能性成分の文献調査などによって、「安全性」については、動物・人に対する安全性試験の実施や安全性に関する既存情報の調査などによって証明します。

機能性表示食品の対象となるのはほぼすべての食品で、サプリメントや加工食品だけでなく、野菜や魚介類などの生鮮食品も含まれます。
生鮮食品と聞くと意外な感じがしますが、現在、みかん(β-クリプトキサンチン)りんご(プロシアニジン)大豆もやし(大豆イソフラボン)トマト(GABA)米(GABA)カンパチ(DHA・EPA)などの18の生鮮食品が届け出されています。

機能性表示食品制度のおかげで、健康に有益な食品を選びやすくなったことは喜ばしいことですが、、特定保健用食品のように消費者庁長官の個別の許可を受けたものではなく、事業者による届出のみの制度のため、信頼できる商品であるかを消費者側が見極めていく必要がありますsun
消費者庁のホームページでは「機能性表示食品制度届出データベース」を設け、全ての機能性表示食品の届出情報を検索・閲覧できるようになっています。
また、メーカーのホームページにも研究資料や届出情報が掲載されているので、それらを参考に、ご自身に必要なものであるかを判断されるとよいと思いますni

≪栄養カウンセリング≫ 

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2018.09.20更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

今回は、「保健機能食品」のうち、「栄養機能食品」についてのお話です。

「栄養機能食品」は、「食生活において特定の栄養成分の補給を目的として摂取をする者に対し、当該栄養成分を含むものとして国が定める基準に従い当該栄養成分の機能の表示をするもの」と規定されています。

現在、機能に関する表示を行うことができる栄養成分は、次の20種類です。
〇脂肪酸(1種類):n-3系脂肪酸(DHA、EPAなど)
〇ミネラル類(6種類):亜鉛、カリウム、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム
〇ビタミン類(13種類):ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビオチン、葉酸、ビタミンB12、ビタミンC
いずれも通常の食品に含まれる栄養素で、人の生命活動に不可欠だと認められたものです。

「栄養機能食品」にはトクホのようなマークがなく、例えば、「栄養機能食品(カルシウム)」と栄養成分名を明記し、「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。」のように、その機能を表示することができます。
表示ができるのは、容器包装された加工食品及び生鮮食品です。
錠剤やカプセルの形状のサプリメント、ヨーグルトやジュースなどの加工食品のほか、最近は、トマトやピーマン、いちごstrawberryなどの生鮮食品にも「栄養機能食品」と記されているのをよく見かけるようになりました。

「栄養機能食品」は、1日当たりの摂取目安量の中に含まれる量が国の基準値に当てはまれば、申請や届け出なしにメーカーが自主的に表示できます。
例えば、葉酸の基準値は72~200㎍で、この範囲なら「栄養機能食品」と表示できます。
一方、胎児の神経管閉鎖障害を防ぐために、妊娠3ヶ月まで摂取することが推奨される量は1日400㎍なので、これに合わせたサプリメントは「栄養機能食品」と表示できません。
何だか変な感じがしますが、「栄養機能食品」は疾病リスク軽減を目的としたものではなく、栄養補給のためのものであることがよく分かりますねnico

 

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2018.09.06更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

今回は、「保健機能食品」のうち、「特定保健用食品(トクホ)」についてのお話です。

「特定保健用食品」は、1991年に法制化され、「特定の保健の目的で摂取する者に対し、その摂取により当該保健目的が期待できる旨の表示が許可された食品」と定義されています。
特定保健用食品に含まれる保健機能を有する成分を「関与成分」といい、「お腹の調子を整える」、「コレステロールの吸収を抑える」などの表示ができます。
食品ごとに有効性や安全性について国の審査を受ける必要がありますが、その管轄は、2009年に厚生労働省から消費者庁に移管されました。

特定保健用食品には、通常の個別許可型の他に、次の4つの種類があります。
〇特定保健用食品(規格基準型)
すでに特定保健食品としての許可実績が十分にあって科学的根拠が蓄積されている成分を用いたもの。個別審査はなく、規格基準に適合すれば許可される。(現在は、食物繊維3種類とオリゴ糖6種類)
〇特定保健用食品(疾病リスク低減表示)
関与成分の摂取による疾病リスクの低減が医学的・栄養学的に認められ確立されているもの。(現在は、骨粗鬆症リスク低減のためのカルシウムと、胎児の神経管閉鎖障害リスク低減のための葉酸)
〇特定保健用食品(再許可等)
既に許可を受けている食品であり、商品名や風味等の変更により改めて許可されたもの。
〇条件付き特定保健用食品
特定保健用食品の許可のレベルには届かないが一定の有効性が確認される食品について、限定的な科学的根拠である旨の表示をすることを条件として許可対象とされるもの。

 トクホ

平成30年9月3日現在、1,053食品が許可を受け、トクホマークが付けられています。

許可要件に「日常的に食される食品であること」とあるので、飲料や油脂が多いですねmeal
商品のパッケージには必ず「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」と書かれているのはご存知でしょうか
特定保健用食品の有効性は科学的に認められてはいますが、あくまでも食品なので、効果を期待しすぎることのないよう、上手に利用していきましょうnico

 

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2018.08.23更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

2015年4月に「機能性表示食品制度」がスタートし、「保健機能食品」は、「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」の3種類になりました。
下の図は、厚生労働省のホームページに掲載されている「健康食品」の分類です。

トクホ

 「健康食品」はカプセルや錠剤の形状のものが多いので、「医薬品」と同じように捉えられがちですが、法的には全く別のもので、厳密な区別がされています。

また、日本の法律には「健康食品」というカテゴリーはなく、単なる「食品」に分類されます。
1991年に「特定保健用食品」が法制化され、「保健機能食品制度」が始まりました。
「健康食品」のうち、「保健機能食品」と認められるのは、国が設定した安全性や有効性の規格基準を満たした食品だけで、それ以外は「いわゆる『健康食品』」と呼ばれます。

では、これら3種類の「保健機能食品」はどう違うかというと、個別許可制か自己認証制か届出制かが一番の大きな違いです。
「特定保健用食品」には厳しい認定基準があり、消費者庁が食品ごとに効果や安全性を審査しています。
「栄養機能食品」は、既に科学的根拠が確認されたビタミンやミネラルなどの国が定めた栄養成分を基準量含んでいる食品であれば、特に届け出なくても企業が自ら表示できます。
一方、「機能性表示食品」は、企業の責任で「健康に効果がある」と表示できる食品です。
消費者庁に必要な書類を提出すれば審査はなく、国の基準値なども設定されていないので、企業の責任において健康への働きを表示することができます。

店頭に並ぶ「健康食品」は玉石混交ですが、自分に合った商品を選ぶ目安になりますねnico
次回から、3種類の「保健機能食品」について順にお話していく予定ですglitter2

 

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2018.08.09更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

血圧に関係するミネラルとして、カリウム、カルシウムに引き続き、今回はマグネシウムのお話です。

2016年に米国のインディアナ大学公衆衛生学部が行った研究では、マグネシウムを十分に摂っていると高血圧を改善できることが明らかになりました。
この研究では、マグネシウムの摂取に関する34件の臨床試験データが解析されました。
その結果、次のようなことが分かりました。
・1日368mgのマグネシウムを3か月間摂取すると、収縮期血圧が2.0mmHg、拡張期血圧が1.78mmHg低下すること。
・血清マグネシウム濃度の上昇と血圧低下の程度には相関があること。
・マグネシウムの1日300mgの投与、または1か月間の補充が、血清マグネシウム濃度を上昇させ、血圧を低下させるのに十分であること。
また、血清マグネシウム濃度が高いほど、血圧降下に関連する因子のひとつである血流量も良好であることが分かりましたnico

マグネシウムは300種類以上の酵素反応に、補酵素として働いています。
したがって、ほとんど全ての生合成反応や代謝反応に必要となります。
また、カルシウムとともに骨に多く含まれ、骨の弾性維持、神経伝達、体液の平衡維持、ホルモン分泌とその活性発現、筋収縮など、多くの生命現象の場で機能しています。
カルシウムが血管壁に沈着すると血圧が上昇することは前回お話しましたが、カルシウムと拮抗的に働くマグネシウムを十分に摂ることでそれを防げることが、この研究からも分かったということですねni

高血圧や心疾患の予防の観点から、マグネシウム摂取量はカルシウム摂取量の約半分が理想的と考えられています。
マグネシウムは、穀物の糠や胚芽の部分、ほうれん草やケールなどの野菜、アーモンド、ゴマなどの種実類、海藻、豆類などに豊富に含まれています。
精製された食品にはあまり含まれないので、いろいろな食品をバランスよく摂りましょうheart3

 

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2018.07.26更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

前回は、血圧に関係するミネラルとしてカリウムのお話をしましたが、カルシウムの不足も高血圧の原因になることが分かっています。

カルシウムと言えば骨や歯のイメージが強いですが、血液中や細胞内にも存在していて、神経の情報伝達や筋肉の収縮など、生命を維持するために重要な役割を担っています。
このため、カルシウムが不足すると、骨のカルシウムを溶出させ、血液中に送り出すことで、血中カルシウム濃度を一定に保とうとします。
カルシウムの摂取不足が続き、慢性化すると、この働きがさらに活発化し、逆に血液中のカルシウムが過剰になってしまいます。
過剰になったカルシウムは、血管や脳、内臓などの骨以外の臓器に入り込んで沈着し、様々な影響を与えます。
このように、カルシウムの不足が、かえってカルシウムの過剰を引き起こし、体内に蓄積する現象を「カルシウム・パラドックス(逆説)」といいます。

カルシウムが血管壁にたまると、石灰化して硬くなり、動脈硬化を起こします。
動脈硬化によって血液の流れが悪くなるので、心臓はより強い力で血液を送り出そうとし、その結果、血圧が上昇し、高血圧になりやすいのですen
心臓の冠動脈が石灰化することも多く、心筋梗塞や狭心症の原因ともなりますshun

カルシウムは、乳製品や小魚、海藻、木綿豆腐などに多く含まれます。

サプリメントなどでカルシウムを補うのも一つの方法ですが、過剰摂取になると逆効果なので、1日の摂取量を必ず守るようにしましょう。

また、カルシウムの吸収にはビタミンDが必要ですが、ビタミンDは魚類やきのこに多く含まれます。
煮干しやジャコなどの小魚は、いずれの栄養素も豊富に含むのでおすすめです。
牛乳には、カルシウムの吸収を促進するカゼインホスホペプチドが含まれています。
逆に、喫煙や飲酒、カフェインの大量摂取はカルシウムの吸収を阻害すると言われます。
血圧が気になる方は、塩分、カリウム、カルシウムなどの摂取状況をはじめ、生活習慣全般を見直してみてくださいねnico

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2018.07.05更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。


今回は、高血圧の予防に役立つミネラルであるカリウムのお話です。

減塩(ナトリウムの摂取制限)が高血圧の予防に効果的であることは前回お話しましたが、おいしさという点では、減塩には限界があります。
世界には全く食塩を使わない「塩なし民族」と呼ばれる人々がいて、高血圧患者は皆無だそうですが、日本型の食生活ではそれを実行するのは難しいですねnamida

ナトリウムの摂取量を減らすとともに重要となるのがカリウムの摂取量を増やすことです。
通常、人の体内では、細胞外にナトリウムが、細胞内にカリウムが多く存在して、一定のバランスを保っています。
カリウムの摂取量が増えると、この細胞内外のナトリウムとカリウムのバランスに変化が起こり、結果として、腎臓でのナトリウムの再吸収が抑制され、ナトリウムは尿中に排泄されるので、血圧の安定を図ることができます。

よって、野菜や果物などカリウムの多い食品を積極的に摂ることが大切で、実際に、それらの摂取量が多いほど、循環器疾患(脳卒中・心臓病)による死亡リスクが低くなることもわかっています。
カリウムの多い食品としては次の食品が挙げられます。
ほうれん草やこまつな(1束200gで1,000mg)、芋類(中1個100gで450mg)、ニラ(1束100gで510mg)、バナナ(1本100gで360mg)、トマト(1個150gで315mg)、りんご(1個300mgで360mg)、サラダ菜(1袋80gで300mg)、いちご(半パック150gで300mg)などです。

この他、海藻やきのこ大豆食品にも比較的多く含まれています。

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、カリウムの目標量は、男性3000mg以上、女性2600mg以上ですが、国民健康・栄養調査では、男女ともに目標量を満たしていないという結果が出ていますshun
減塩よりも野菜や果物を増やす方が簡単なので、ぜひこれらの食品を多く摂るようにし、栄養のバランスも食卓の彩りもよくしていきましょうnico

 

≪栄養カウンセリング≫ 
日時:水曜・木曜 14:30~、15:30~、16:30~ お気軽にご予約ください。

 

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