クリニックBlog

2017.09.14更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

9月に入り、ずいぶん日が短くなりましたね。
夕方6時頃にはもう暗くて、秋の訪れを感じます。
さて、秋と言えば、「食欲の秋restaurant
秋刀魚fishに松茸、梨に栗。
秋の味覚が店頭に並ぶようになりましたdelicious

私にとっての秋は、やはり「読書の秋bookです。
今は、吉村昭氏の小説『冬の鷹』を読んでいます。
『冬の鷹』は、江戸時代に、オランダ語で書かれた医学書『ターヘルアナトミア』を翻訳し、『解体新書』として著した前野良沢杉田玄白のお話です。
『解体新書』については中学校の歴史の授業で習ったので、簡単には知っていましたが、その翻訳の背景を知り、大変な苦労があったということに感嘆しました。

当時の医学は、漢方医学の影響を大きく受け、人体図も漢方医学のものが使われていました。
ところが、『ターヘルアナトミア』には全く異なる人体図が描かれています。
前野良沢と杉田玄白は、処刑された女囚の腑分け(解剖)に立ち会う機会を得て、『ターヘルアナトミア』の人体図が正しいことを確信し、翻訳を決意するのです。
とはいえ、蘭和辞書などない時代think
前野良沢のわずかなオランダ語の知識を唯一の頼みの綱に、4年近くかかって翻訳を完成し、刊行に至りました。

小説では、2人の人物の対照的な性格が浮き彫りになっています。
翻訳の不完全さを理由に出版に賛同しなかった良沢と、不完全であっても医学の発展のためには出版すべきだと考えた玄白。
医学よりもオランダ語の翻訳そのものに心血を注いだ良沢と、医家として医学の発展と弟子の育成を第一とした玄白。

どちらが正しいというのではなく、両者の努力があったからこそ今の医学があるのですねhappy01
この『解体新書』が西洋医学への第一歩となり、日本の医学は大きく変化しました。
未来の医療も、現在の医療者の努力を土台としてさらに発展していくことでしょう。

小説には、同じ時代に活躍した青木昆陽、平賀源内、田沼意次なども登場します。
知っている名前を見ると、知り合いでもないのにワクワクしますheart04
皆様も「読書の秋book」を楽しんでくださいねshine

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

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