クリニックBlog

2015.07.18更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

前回から、治療に関わる様々な栄養成分を順にご紹介しています。
今回は、L-カルニチンと同様に、ダイエットにも効果がある成分としてよく知られているα-リポ酸です。

α-リポ酸は、チオクト酸とも呼ばれ、細胞のミトコンドリアに存在し、エネルギー産生を助ける補酵素として働く、生体機能に不可欠な成分です。
体内で合成できるので、ビタミンではなく、ビタミン様物質として扱われています。

L-カルニチンが脂質の代謝に関係するのに対し、α-リポ酸は、糖質を中心に、脂質やアミノ酸をエネルギーとして利用する過程を助けています
「疲労回復によい」「ダイエットによい」「糖尿病によい」と言われるのはこれが理由です。
また、抗酸化物質でもあり、その抗酸化力はビタミンCやEを大きく上回るとも言われ、「老化防止によい」とされています。

もともとは、医薬品として、激しい肉体疲労時などにα-リポ酸を補う目的で処方されており、健康食品にも利用できるようになったのは2004年からです。

α-リポ酸は、レバーやほうれん草、トマト、ブロッコリーなどにも含まれていますが、その量はそれほど多くありません。
また、体内での合成量は年齢とともに減少するので、健康食品で補うのも効果的ですが、糖代謝過剰による低血糖発作が多数報告されているので、摂取量には注意してくださいね
医薬品としての利用でも、注射で10~25 mg、経口で1日10~60mgなので、含有量表示をよく見て、過剰摂取にならないようにしましょう。

不妊治療におけるエビデンスはまだ確立していませんが、細胞のエネルギー不足を改善し、老化を防ぐことで治療効果を高めるという点で、今後期待される成分だと思われます。


≪栄養カウンセリング≫ 
日時:木曜・土曜 9:30~、10:30~、11:30~、12:30~
6月から、初回だけでなく2回目以降も無料になりました。お気軽にご予約ください。

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

2015.07.04更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

栄養カウンセリングでは、治療に関わる様々な栄養成分についてお話がたくさん出ますが、それらについて順にご紹介していきたいと思います。

まずトップバッターは、L-カルニチン
L-カルニチンは、細胞内のミトコンドリア内膜に存在するアミノ酸の一つで、酵素によりカルニチンに変換されます。
カルニチンは脂質代謝を促進するので、燃焼系のダイエット食品にも用いられています。
また、カルニチンが脳内に移行して、アセチルコリンの産生を促し、老化やアルツハイマーによる記憶力低下を改善する可能性も示唆されています。

ミトコンドリアは、赤血球を除くすべての細胞に存在し、1つの細胞に平均300~400個、卵細胞には10万個もあると言われています。
カルニチンは、このミトコンドリアに脂質を運搬する働きをし、それによってミトコンドリアで脂質が代謝され、エネルギーが作られる、というわけです。

細胞の老化は、ミトコンドリアの数や働きの低下、すなわち、エネルギー不足が原因とも考えられ、近年の医学や栄養学では、細胞レベルでの研究が進んでいます。
不妊治療の分野においても、L-カルニチンをアセチル-L-カルニチンと組み合わせて6か月間経口摂取したところ、不妊症の男性の精子の運動能が改善したという結果が報告されていますflair
まだまだ研究段階ですが、核だけでなくミトコンドリアにもDNAが含まれることを考えると、遺伝も含めた今後の発展が期待されます。

L-カルニチンは、羊肉aries、牛肉taurus、豚肉pig、鶏肉chickなどの肉類の他、牛乳、あさり、アボカドなどにも多く含まれています。
特に、牛肉taurusは含有量が多く、献立アレンジもしやすいので、日常の食生活に牛の赤身肉をうまく取り入れていかれるとよいですねnote

                             
≪栄養カウンセリング≫ 
日時:木曜・土曜 9:30~、10:30~、11:30~、12:30~
6月から、初回だけでなく2回目以降も無料になりました。
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投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

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