クリニックBlog

2014.11.22更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

今回は脂質についてのお話の最終回、テーマは「中性脂肪」です。

中性脂肪とは、食品中の脂質の大部分を占め、一般に「脂肪」と呼ばれるものです。
例えば、肉の脂身、バター、揚げ物、大トロなどがイメージできると思いますfastfood

食品に含まれる中性脂肪は、十二指腸でリパーゼという消化酵素によって脂肪酸とグリセリンに分解されます。
脂肪酸については、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があることは以前お話しましたねflair
いったんこのように分解され、吸収された後は、エネルギーとして使われたり、中性脂肪に再合成されたりします。

エネルギーとして使われず、過剰になった中性脂肪は、身体各部に蓄積されます。
肝臓にたまると「脂肪肝」、皮下組織にたまると「皮下脂肪」、腹膜にたまると「内臓脂肪」、血液にたまると「中性脂肪」となりますwobbly
血液検査の「中性脂肪(トリグリセリド)」とは、これのことです。

血中の中性脂肪が多いと、善玉であるHDLコレステロールが減少し、血液の粘度が高まり、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などの原因となりますsweat01
また、アルコールが原因で中性脂肪が高い人は膵炎のリスクもアップしますdanger

中性脂肪を減らすには、単に脂っこい物を食べなければいいというものではありません。
ご飯riceballやパンbread、甘いお菓子cakeや果物bananaなど、炭水化物の多い食品を食べすぎても、過剰になった糖が中性脂肪に変えられ、身体各部に蓄積されます。

血液中の脂質バランスの乱れは、体重や健康状態にダイレクトに表れてきます。
妊娠しやすい身体づくりのためにも、血液の状態を安定させておくことは大切ですねhappy01


≪栄養カウンセリング≫ 
日時:木曜・土曜 9:30~、10:30~、11:30~、12:30~
料金:1回 1500円(50分)
初回の方は、ファーストインタビューを無料で行いますので、お気軽にご予約ください。

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

2014.11.08更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

脂質についてのお話が続いていますが、
今回のテーマは「コレステロール」です。

健康診断で「コレステロールが高い」と指摘された方もいらっしゃるかもしれませんね。
検査値には、LDLコレステロールHDLコレステロールが併記されています。
一般的に、LDLは悪玉コレステロール、HDLは善玉コレステロールと呼ばれるので、2種類のコレステロールがあると思われがちですが、そうではありません。
また、「卵のコレステロールは善玉だから大丈夫」という説も間違いですshock

善玉でも悪玉でもコレステロール自体は同じもので、体内での働きや体への影響が異なるために、そう呼ばれています。
LDLは、全身の細胞にコレステロールを運ぶ重要な役割がありますが、増えすぎると血管の内壁を傷つけ、動脈硬化の原因となります。
一方、HDLは細胞や動脈の不要なコレステロールを取り込んで肝臓に戻す働きをします。
ですから、健康診断では、LDLの値は低い方が、HDLの値は高い方がよいのです。

卵やイカ・タコなどのコレステロールを多く含む食品を避ける向きもありますが、実は、体内のコレステロールの70%以上は肝臓で合成されています。
これは、コレステロールが細胞膜やホルモンなどをつくるのに不可欠なので、一定量を保つための仕組みなのですが、脂肪を摂りすぎるとこの調整システムが壊れてしまいます。

肝臓でのコレステロールの合成に使われるのは飽和脂肪酸です。
飽和脂肪酸は、肉の脂身、バターなどに多く含まれます。
また、ポテトチップス、チョコレートやインスタントラーメンnoodleなどもコレステロール値を上げやすいので、食べ過ぎは禁物です。
逆に、不飽和脂肪酸食物繊維はコレステロールを下げる働きをするので、魚やオリーブオイル、野菜や海藻、きのこ類、大豆製品などをしっかり摂りましょうnotes

血中の脂質の状態が悪いと、血圧が高くなったり、インスリンが働きにくくなり高血糖が続いたりします。
これらは治療を妨げるだけでなく、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病の原因ともなります。
食べ物をちょっと変えて運動を少し増やすだけで、血中脂質が劇的に改善する人も多いので、ぜひ食生活を見直してみてくださいねhappy01


≪栄養カウンセリング≫ 
日時:木曜・土曜 9:30~、10:30~、11:30~、12:30~
料金:1回 1500円(50分)
初回の方は、ファーストインタビューを無料で行いますので、お気軽にご予約ください。

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

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