クリニックBlog

2018.06.07更新

こんにちはflower2
管理栄養士の花田です。

先日の栄養カウンセリングで、患者様から葉酸の摂取上限量についての質問がありました。今回はそれに関するお話です。

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、葉酸の耐容上限量は
18~29(歳)  900 (μg/日)   
30~49(歳)  1,000 (μg/日)です。
葉酸は水溶性ビタミンなので、通常は摂り過ぎても尿中に排泄されるので問題ありませんが、一度に大量に(1~10 mg)摂取すると、発熱・蕁麻疹・紅斑・かゆみ・呼吸障害などの葉酸過敏症を起こすことがあります。
また、ビタミンB12欠乏症(悪性貧血)の診断を困難にしたり、小腸からの亜鉛の吸収を抑制する可能性があるため、食事摂取基準でも耐容上限量が設けられています。
ただし、亜鉛吸収の阻害作用に限っては、5~15 mg/日程度の葉酸摂取であれば影響はないという報告もあります。

最近の研究結果として、「葉酸の許容上限摂取量は必要ないようだ」というロンドン大学クイーン・メアリー校などからの報告もあります。
1998年以降、胎児の神経管閉鎖障害の予防策として、米国を含む81カ国が、穀物への葉酸の強制的強化を導入しましたが、有害性が認められたという報告は一切なく、神経管欠損の数は半分まで減少しています。
ビタミンB12欠乏症の治療において、高用量の葉酸の利用によって、神経性損傷のリスクが増加する可能性があるとの見解から葉酸強化を導入していない国もありますが、ロンドン大学の今回の研究では、「上限値設定は必要ない」と示唆されたとのことです。

これらから、厚生労働省が妊婦に推奨している400μg/日は、全く問題のない量で、安心してサプリメントを利用できることが分かります。
もし間違えて量を多く摂ってしまったとしても排泄されますし、前述のような葉酸過敏症の症状が出たとしても摂取を中断すれば症状はおさまりますnico
妊娠1か月以上前からの摂取が推奨されているので、まだの方は早めにご利用くださいねheart3

 

≪栄養カウンセリング≫ 
日時:水曜・木曜 14:30~、15:30~、16:30~ お気軽にご予約ください。

 

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

2018.05.24更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

今回は、腸内細菌と病気の関係についてのお話です。

テレビ番組で話題になったのでご存知の方も多いと思いますが、太っている人と痩せている人の腸内細菌叢には明らかな違いがあるという研究結果が出ています。
これは、ワシントン大学のゴードン博士らによる研究で、太った人はファーミキューテスという腸内細菌の割合が高く、痩せている人はバクテロイデーテスの割合が高かったとのことで、この比(F/B比)が大きくなるほど肥満になりやすいということがマウスを用いた実験で証明されましたabon

また、腸内細菌が動脈硬化の悪化に関わることも分かっています。
これは、米オハイオ州クリーブランド・クリニックの研究チームによるものです。
肉などに含まれる成分が、ある種の腸内細菌によってトリメチルアミン(TMA)に代謝され、肝臓でトリメチルアミン-N-オキサイド(TMAO)に変化し、これが動脈硬化を悪化させたり、血栓形成を促進したりして、心血管疾患のリスクを高めるとのことですshun

さらに、腸内細菌と自閉症や認知症との関わりについても研究が進んでいます。
長寿との関わりにおいては、長生きのお年寄りにはアッカーマンシア属などの細菌が多いことも発見されました。

最近のニュースでは、ペニシリンなどの抗菌薬を2歳までに服用した乳幼児は、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などの免疫異常によって起こるアレルギー疾患の発症リスクが、服用経験のない乳幼児と比べ、1.4〜1.72倍になるとの調査結果が出ていましたun

今後も腸内細菌についての研究は進み、健康維持や病気の予防・治療において大きな鍵になることと思います。
現時点では、腸内細菌のうち、善玉菌を増やすような食事を心がけることが第一です。
それには、植物性の食品から食物繊維やオリゴ糖を積極的にとることが大切です。heart
野菜、果物、きのこ、海藻、雑穀、果物などを毎日の食卓に取り入れていきましょうnico

 

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投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

2018.05.10更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

今回は、腸内環境についてのお話の第4弾、腸内細菌の働きについてのお話です。

腸内細菌は、腸内での病原菌や有害菌の増殖を防いで、人の身体を感染から守ってくれています。
また、人の消化酵素では分解できない食物繊維やオリゴ糖、分解し切れずに大腸まで到達したタンパク質や脂肪を分解することで、消化を促進してくれます。
食物繊維やオリゴ糖を分解する際に短鎖脂肪酸がつくられますが、これがインクレチンという消化管ホルモンの分泌を促すことで、インスリン分泌が増強されます。
また、腸内細菌は、ビタミンK、B2、B6、B12、葉酸、ビオチン、パントテン酸、ナイアシンなどのビタミンを合成することもできます。
もちろん、食事から得られるビタミンの量には及びませんが、欠乏症のリスクが減らせるのは心強いですねni

前回、腸内細菌の菌体成分には腸管の免疫細胞を刺激する効果があり、免疫機能を活性化する働きがあることをお話ししましたね。
最近のニュースで、「ペニシリンなどの抗菌薬を2歳までに服用した乳幼児は、喘息やアトピー性皮膚炎など免疫異常によって起こるアレルギー疾患の発症リスクが、服用経験のない乳幼児と比べ、1.4〜1.72倍になる」という記事を読みました。
抗菌薬によって免疫の制御に重要な腸内細菌がいったん死滅するため、悪化した腸内環境がアレルギー疾患の発症につながっている可能性があるとのことですuun

また、腸内細菌には、免疫機能を活性化するだけでなく、逆に、免疫機能が過剰反応しないように制御する働きもあるとことが分かってきていて、アレルギーや自己免疫疾患との関わりについての研究も進んでいます。

腸内細菌叢を整えるには、食物繊維やオリゴ糖などの難消化性成分をしっかり摂ることが大切ですmeal
善玉菌と悪玉菌のバランスをよくするために、野菜や果物、海藻やきのこなどの植物性食品を毎日の食事にうまく取り入れていきましょうnico

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投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

2018.04.19更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

腸内環境の改善についてのお話が続いていますが、今回は、ビフィズス菌や乳酸菌そのものを摂っても効果があるのかを考えてみたいと思います。

まず、乳酸菌とビフィズス菌の違いに注目してみましょう。
ヒトの腸内には数100種類、100兆個以上の腸内細菌が存在すると言われますが、健康な人の場合、その2割が善玉菌1割が悪玉菌、残りは日和見菌です。
善玉菌が多ければいいというものでもなく、これらのバランスを保つことが大切です。
善玉菌と聞くと乳酸菌を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は、ヒトの腸内の善玉菌の大部分はビフィズス菌です。
乳酸菌がオリゴ糖や食物繊維を分解する際に乳酸を作り出すのに対して、ビフィズス菌は乳酸だけでなく酢酸も作ります。
酢酸は悪玉菌の増殖を抑える作用がより大きいので、腸内環境の改善効果も高くなります。

乳酸菌やビフィズス菌は胃酸に弱いため、最近では、特殊な加工によって「生きたまま腸まで届く」を可能にしたヨーグルトやサプリメントがたくさん出回っています。
でも、生きたまま腸まで届いたとしても、すでに存在する菌に交じって定着できるかどうかは分からず、実際には排泄されてしまうことも確かめられていますshun
では、定着しないなら摂っても意味がないのでしょうか

腸管には、有害な異物の侵入を防ぐための充実した免疫システムがあり、身体全体の免疫細胞や抗体の60%が集中していると言われます。
生きた菌であっても死んだ菌であっても、その菌体成分が腸管の免疫細胞を刺激する効果があるので、「生きたまま腸まで届く」ことよりも、むしろどれだけ多くの菌を摂取できるかが大きなポイントmagnifierとなるそうです。

乳酸菌やビフィズス菌の豊富なヨーグルトを食べるのもいいですが、乳脂肪の摂り過ぎが心配なので、低脂肪や無脂肪のものに替えたり、ぬか漬け、味噌、キムチなどの植物性食品を利用したりするのもいいですねheart3
いずれにせよ、ご自身の腸の働きの改善が感じられ、効果が実感できる食品を継続して利用することをおすすめしますnico

 

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投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

2018.03.22更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

前回は、腸内環境の改善に効果がある成分として、ラクトフェリンをご紹介しましたが、今回はオリゴ糖についてのお話です。

「オリゴ」は「少しの」という意味で、砂糖も栄養学的にはオリゴ糖に分類されますが、一般的には、オリゴ糖のうち難消化性で健康効果の高いものを「オリゴ糖」としています。
オリゴ糖は、腸内のビフィズス菌や乳酸菌のエサとなり、これら善玉菌の増殖を促進し、腸内環境を整えるので、食物繊維とともに「プレバイオティクス」と呼ばれます。
大豆・玉ねぎ・ごぼう・にんにく・アスパラガス・バナナなどに多く含まれますが、効率よく摂るには特定保健用食品などを利用するのも一つの方法です。

よく利用されるオリゴ糖の甘さとエネルギーを、農畜産業振興機構 調査情報部のデータをもとに、下表のように比較してみました笑う

 表


オリゴ糖は、人の消化酵素では分解できないので直接的にはエネルギーにはなりませんが、腸内細菌が分解してできる乳酸や短鎖脂肪酸などが吸収されて、人のエネルギー源となり得るので、カロリーゼロではありません。
砂糖と同じ甘みを得ようとすると、砂糖よりもカロリーが高くなるものがほとんどです。
では、「オリゴ糖は砂糖よりも太るのか」という疑問が生じますが、これについては「難消化性成分なので、太るほど食べる前に腹痛や下痢を起こす」と答えておきましょう。
市販のオリゴ糖の有効摂取量は1日2~10gと言われています。 
摂り過ぎに注意し、血糖値を上げにくく腸の健康に効果のある甘味料として、うまく利用していってくださいねnico

 

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2018.03.08更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

今回は、先日の栄養カウンセリングで話題になったラクトフェリンについてのお話です。

ラクトフェリンは、内臓脂肪低減効果が期待できる物質として最近注目されています。
初めてこれを聞いた時は、強い抗菌力で知られるラクトフェリンがなぜダイエットサプリに?と不思議に思いましたが、その抗菌力ゆえの効果だと分かり、腑に落ちましたnico

ラクトフェリンは、鉄と結合する性質を持つ糖たんぱく質で、母乳をはじめとする哺乳動物の乳、唾液や涙液、血液などに含まれる成分です。
ヒトでは、分娩後数日間に分泌される初乳に最も多く含まれますが、これは、まだ免疫力を持たない新生児を細菌から守るためと考えられています。
細菌には鉄を栄養分として生育するものもいますが、ラクトフェリンが鉄と強く結びつくことで、それらから鉄を奪い去り、増殖を阻止します。
ビフィズス菌乳酸菌などの腸内細菌は鉄要求性が低いので、増殖を抑制されず、むしろ増殖が促進されると言われており、結果的に腸内環境改善につながります。
また、ラクトフェリンは唾液にも含まれますが、口腔内の病原微生物や歯周病菌への抗菌作用だけでなく、歯周病菌が分泌するLPS(リポ多糖)の働きを抑えることも分かっています。
LPSは、コレステロールの生成を増やし、中性脂肪の分解を抑制するので、この働きを抑えることで、内臓脂肪の低減効果が期待できるとのことです。

この他にも、ピロリ菌の抑制鉄吸収促進による貧血の改善ドライアイの改善関節炎・大腸炎の改善、美容分野ではシワやシミの改善なども報告されています。
生殖分野では、膣内細菌叢の改善と早産の予防、子宮内細菌叢(子宮内フローラ)と不妊症の関係などの研究も進んでおり、それらへのラクトフェリンの効果も期待されています。

ラクトフェリンは熱や胃酸などに弱いため、加熱処理がされた市販の牛乳では摂りにくいので、腸溶性のサプリメントで摂るのが一番効率が良く、安全なようです。
不妊治療への効果の解明を待ちつつ、人の身体にもともと備わっている防御機能について改めて見直し、感謝したいですね笑う

 

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投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

2018.02.15更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

前回のテーマは「トランス脂肪酸」でしたが、先日、「乳業大手が、マーガリンの定番商品への部分水素添加油脂の使用をやめると発表した」というニュースが流れました。
今年6月、米国でトランス脂肪酸の規制が強化されるのを受け、日本国内の不安にも対処したとのことですが、油についての関心が高まるのは喜ばしいことですnico

油については、栄養カウンセリングでもよく話題にのぼります。
食への関心の高い患者様ばかりで、オリーブオイル亜麻仁油えごま油などを使われている方も多いです。
オリーブオイルはオレイン酸を多く含み、香りが良く、比較的熱に強いです。
えごま油や亜麻仁油は、体内で合成できない必須脂肪酸であるαリノレン酸を多く含むのが最大の特長ですが、熱に弱いのが玉にキズです。

オレイン酸やαリノレン酸はいずれも不飽和脂肪酸の一種で、エネルギー源となるだけでなく、細胞膜の構成成分や生理活性物質の材料になり、動脈硬化も防いでくれます。
60兆個の細胞の一つ一つが細胞膜で包まれ、その膜を通して様々な物質の交換が行われるので、いい油と抗酸化物質を摂り、細胞膜を正常に保つことが重要です

では、美味しくて健康的で値段も手頃な油は?と聞かれれば、私は米油をお薦めします。
米油の原料は、玄米から精白米に加工する際に取り除かれる米ぬかです。
主な脂肪酸はオレイン酸リノール酸で、ビタミンやミネラルも多く含みます。
比較的熱に強い脂肪酸である上に、ビタミンEトコトリエノールγ-オリザノールなどの抗酸化物質が豊富なので、劣化しにくく、揚げ物や炒め物にも向いています。
トコトリエノールは、ビタミンEの一種で、ビタミンEの約40~60倍の抗酸化力を持つことから「スーパービタミンE」とも呼ばれます。
γ-オリザノールは、抗酸化作用だけでなく、コレステロールの吸収や体内合成を抑制し、自律神経を調整する効果もあり、医療用医薬品としても利用されています。
また、植物ステロールも多いですが、これにも血中コレステロール値低下作用があります。

食べる油で体内の油(コレステロール)をコントロールできるとは、興味深いですねni
油への見方を変えると、油はきっと皆様の健康の味方になってくれると思いますheart3

 

 

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

2018.02.01更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

今回は、トランス脂肪酸についてのお話です。
2014年10月にもテーマとして取り上げていますので、そちらもご覧くださいね。

トランス脂肪酸を多く摂ると、血中のLDLコレステロール(悪玉)が増加し、HDLコレステロール(善玉)が減少し、冠動脈性心疾患のリスクが高まることが分かっています。

トランス脂肪酸には、天然由来のものと、硬化油脂を加工する工程でできるものがあります。
前者には、牛肉cow、羊肉sheep、バター、チーズ、後者には、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどがあります。

では、実際に、どれぐらいの量が含まれているのでしょう。
平成19年度農林水産省調査による100gあたりのトランス脂肪酸含有量(g)を参考にしてみます。
和牛(肩ロース): 0.27~1.2 、プロセスチーズ :0.48~1.1 、バター: 1.7~2.2
マーガリン:0.36~13、 ファットスプレッド: 0.99~10、 ショートニング: 1.2~31
マヨネーズ :1.0~1.7 、コーヒークリーム:0.011~3.4、カレールウ: 0.78~1.6
クロワッサン:0.29~3.0 、食パン: 0.029~0.32、 クッキー: 0.21~3.8

トランス脂肪酸の害が問題視されるようになり、各食品メーカーはその低減に努めてくれているので、以前よりかなり含有量が減っていますgya
かつては、バターなどの天然油脂は良くて、マーガリンなどの加工油脂の方が身体に悪いと言われていましたが、現在は、それほど差がないことが分かってきています。
また、平成24年の調査では、日本人のトランス脂肪酸の平均摂取量は総エネルギー摂取量の約0.3%で、WHO の勧告基準を大きく下回っていました。
つまり、脂質過多の食生活でないなら、トランス脂肪酸の影響は少ないということですねnico

炒め物の油やドレッシング、パンに塗るバターなどは「目に見える油脂」なので分かりやすいですが、スイーツcakeやチーズなどの加工食品に含まれる「目に見えない油脂」を摂りすぎていないか、ご自身の食生活をふり返ってみてくださいね。

 

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投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

2018.01.18更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

今回は、栄養カウンセリングで質問の多い葉酸サプリメントについてのお話です。

インターネットで「葉酸サプリ」と検索すると、4,220,000 件もヒットしますabon
どのサプリメントを選ぶべきか悩むのも当然ですね。

葉酸を摂るべき理由は、胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減のためです。
厚生労働省は、妊娠の1か月以上前から妊娠3か月まで、通常の食事からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日400μgの葉酸を摂取することを勧めています。

葉酸はビタミンB群の一つであり、通常の食品にはプテロイルポリグルタミン酸として含まれ、体内でプテロイルモノグルタミン酸に変換されて吸収されます。
ほとんどの葉酸サプリメントには、吸収率の高いモノグルタミン酸型がつかわれています。

では、世に出回る葉酸サプリメントの違いは何かというと、
・葉酸以外の栄養素をプラスしている  

・天然の食品が原料である

・食品添加物を極力使っていない などです。


ここで、ご自身は、葉酸以外の栄養素もサプリメントで摂る必要があるか天然原料でないと不安か食品添加物は悪だと考えるか、自問自答されるといいと思います。
私個人としては、食事で摂れていれば葉酸以外の栄養素の補給は必要ない、天然でも合成でもモノグルタミン酸型なら葉酸の生理作用は同じ、食品添加物なしでサプリメントは製造できない(栄養強化剤としては葉酸も食品衛生法では食品添加物です)と考えていますnico

 

サプリメントなどの健康食品は規格や価格に国の基準はなく、メーカー独自に製造できます。
葉酸は単なるビタミンであり、希少で高価な栄養素ではありません。
値段が高い方が効果も高いと思わせるような商品や、すべての栄養素の含有量を数値で示していない商品は、悪い商品ではないけれどもコスパはどうかと訝ってしまいます。
400μg摂れるなら、カプセルや錠剤などの形状にこだわらず、葉酸入りのグミやドリンクjuiceなどの食品でもいいので、ご自身の納得のいくものを選んでくださいねni

 

≪栄養カウンセリング≫ 
日時:水曜・木曜 14:00~、15:00~、16:00~、17:00~
ファーストインタビューだけでなく2回目以降も無料です。お気軽にご予約ください。

 

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2017.12.14更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。


今回は、時間栄養学のお話の最終回として「生活リズムとホルモン」がテーマです。

以前から、深夜勤務や夜勤の多い職種の女性は、日勤のみの女性に比べ、不規則な月経の出現率がはるかに高いことが知られており、卵巣機能への悪影響が考えられていました。
(独)労働者健康福祉機構では、これを確かめるために、交替勤務を行う看護師を対象とし、ホルモン分泌についての調査が行われました。
まず、睡眠周期に関わるメラトニンですが、その分泌は通常、昼間は低く、夜に上昇し、夜中の2時頃がピークとなりますが、夜に光刺激を受けると分泌量の上昇が少ないことが分かりました。
また、性腺刺激ホルモンについても調査が行われました。
性腺刺激ホルモンの代表であるLH(黄体形成ホルモン)の血中濃度は、昼夜で差はありませんが、夜間勤務によって相対的な低下が見られたとのことです。

さらに、副腎皮質ホルモンのコルチゾールについても調査がされました。
コルチゾール分泌は、通常、夕方から夜半は低く、朝方に高くなります。
調査では、交替勤務をする看護師(男女)が対象でしたが、女性看護師のみ深夜勤務2日目の勤務開始前(夜間)に異常高値を示したとのことで、生活リズムの変化への順応性に性差があるかもしれないことが示唆されました。

勤務時間帯だけでなく、睡眠時間についての研究もたくさん行われています。
昨年のアメリカの生殖医学会では、睡眠時間の基準を8時間とすると、男性の1日の睡眠時間が6時間未満である場合、9時間以上である場合は妊娠確率が低下したという結果が報告されました。
また、以前に行なわれた、体外受精実施予定の女性に対する調査では、睡眠時間が7~8時間の場合が最も妊娠率が高く、それより短くても長くても妊娠率が低かったとのことです。
いずれも原因は明らかになっていませんが、睡眠時間の過不足が体内時計alarm clockを狂わせ、ホルモン分泌を乱す可能性があることは推測できますね。

体内時計の調整には、タンパク質を含む食事mealが有効であることが分かっています。
1日3度の食事の時間を軸として、起床・就床の時間をうまく調整していきましょうheart3

 

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投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

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