クリニックBlog

2018.02.15更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

前回のテーマは「トランス脂肪酸」でしたが、先日、「乳業大手が、マーガリンの定番商品への部分水素添加油脂の使用をやめると発表した」というニュースが流れました。
今年6月、米国でトランス脂肪酸の規制が強化されるのを受け、日本国内の不安にも対処したとのことですが、油についての関心が高まるのは喜ばしいことですnico

油については、栄養カウンセリングでもよく話題にのぼります。
食への関心の高い患者様ばかりで、オリーブオイル亜麻仁油えごま油などを使われている方も多いです。
オリーブオイルはオレイン酸を多く含み、香りが良く、比較的熱に強いです。
えごま油や亜麻仁油は、体内で合成できない必須脂肪酸であるαリノレン酸を多く含むのが最大の特長ですが、熱に弱いのが玉にキズです。

オレイン酸やαリノレン酸はいずれも不飽和脂肪酸の一種で、エネルギー源となるだけでなく、細胞膜の構成成分や生理活性物質の材料になり、動脈硬化も防いでくれます。
60兆個の細胞の一つ一つが細胞膜で包まれ、その膜を通して様々な物質の交換が行われるので、いい油と抗酸化物質を摂り、細胞膜を正常に保つことが重要です

では、美味しくて健康的で値段も手頃な油は?と聞かれれば、私は米油をお薦めします。
米油の原料は、玄米から精白米に加工する際に取り除かれる米ぬかです。
主な脂肪酸はオレイン酸リノール酸で、ビタミンやミネラルも多く含みます。
比較的熱に強い脂肪酸である上に、ビタミンEトコトリエノールγ-オリザノールなどの抗酸化物質が豊富なので、劣化しにくく、揚げ物や炒め物にも向いています。
トコトリエノールは、ビタミンEの一種で、ビタミンEの約40~60倍の抗酸化力を持つことから「スーパービタミンE」とも呼ばれます。
γ-オリザノールは、抗酸化作用だけでなく、コレステロールの吸収や体内合成を抑制し、自律神経を調整する効果もあり、医療用医薬品としても利用されています。
また、植物ステロールも多いですが、これにも血中コレステロール値低下作用があります。

食べる油で体内の油(コレステロール)をコントロールできるとは、興味深いですねni
油への見方を変えると、油はきっと皆様の健康の味方になってくれると思いますheart3

 

 

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック


SEARCH



  • まずはお気軽に当クリニックへご相談ください
  • 初診専用ダイヤル 06-6281-9000 再診の方はこちら 06-6281-3788 事務局(患者様以外の方) 06-6281-8801
  • ネット予約
  • まずはお気軽に当クリニックへご相談ください
  • contact_tel01_sp.jpg
  • contact_tel02_sp.jpg
  • ネット予約
  • contact_tel03_sp.jpg