クリニックBlog

2017.08.03更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

去る7月28日は「世界肝炎デー」でした。

WHOは、2010年に、世界的レベルでのウイルス性肝炎の蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消や感染予防の推進を図ることを目的として、7月28日を"World Hepatitis Day"(世界肝炎デー)と定め、肝炎に関する啓発活動などの実施を提唱しました。

日本においても、7月28日を「日本肝炎デー」と定め、肝炎ウイルス検査の受検勧奨や予防、治療に関する正しい理解が進むよう普及啓発および情報提供を推進しています。

7月30日には、大阪市内で、市民公開講座「おおさか肝炎デー~肝臓について勉強しよう!」が開催され、私も参加してきましたhappy01



(うちわをもらいました!)


ご講演くださったのは、大阪市立大学大学院医学研究科・肝胆膵病態内科学の先生方です。

最初の講演は、「肝臓のメタボとがんの意外な関係」という演題で、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)についてのお話でした。
アルコール性脂肪肝を原因とする肝炎は以前から指摘されていましたが、アルコールをほとんど飲まない人の場合の脂肪肝による肝炎も、肝硬変や肝癌に移行することが分かってきました。
実際に、近年の肥満人口の増加に伴い、NASH患者も増えているとのことですbearing
特に、日本人の場合は、糖尿病患者に肝疾患(肝癌、肝硬変)が多く、NASHとの関連も指摘されています。

二つ目の講演は、B型肝炎の治療についてでした。
B型肝炎ウイルス(HBV)の感染経路としては、母子感染(垂直感染)と、それ以外による感染(水平感染)があります。
1986年から母子感染防止のための予防接種が始まり、2016年10月からは水平感染予防のための定期接種が行なわれています。
また、治療法のうち、抗ウイルス療法としてインターフェロンや核酸アナログ製剤の紹介がありました。

最後は、C型肝炎についてのお話でした。
C型肝炎の治療は、かつてはインターフェロンを中心とした治療が中心でしたが、DAA(直接作用型抗ウイルス剤)の開発により、目覚ましい進歩を遂げました。
また、治療によってウイルスが消えても定期的な検査が必要であるとのことでした。

肝臓は、「沈黙の臓器」ともいわれるように、自覚症状がほとんどないままに、病状が進行します。
肝炎ウイルスへの感染の有無は、血液検査で簡単に調べることができます。
感染が分かれば、早期に適切な治療を行うことができ、肝炎の治癒あるいは肝硬変や肝がんへの進行を予防することが可能です。

また、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の場合は、健康診断項目のALT(GPT)AST(GOT)γGTコリンエステラーゼなどの数値からも脂肪肝の程度を知ることは可能です。
肥満が原因の場合は、今よりも5%体重を減少させることで、肝機能は改善すると言われています。

まずは、ご自身の身体の状態を知ることから始めましょうnote

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

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