クリニックblog

2016年8月 8日 月曜日

遺伝のハナシ⑥~パクチーの好き嫌いにも遺伝子が関与~

こんにちは、遺伝カウンセラーの橋谷ですconfident

毎日、暑いですねcoldsweats01
こう暑いと、やっぱり。。。エスニック料理が食べたくなるのは私だけでしょうかsign02


タイ料理やベトナム料理など、東南アジア系のエスニック料理に欠かせないものと言えば「パクチー」ですが、
パクチーは、お好きですか?(私は大好きです)
世の中にはパクチー専門のレストランなんかもあるみたいで、
この独特の香りが好きな人にはたまらないのですが、
嫌いな人にもこれまたたまらない香りみたいです。。。

実はこのパクチーの好き嫌いにも、遺伝子が関与している可能性がある、との研究が明らかになりましたeye

米国の遺伝子解析サービス「23andMe」のデータによると、パクチーの好き嫌いには、
人間が持つ嗅覚受容体遺伝子のひとつOR6A2が大きく作用していることが分かったそうです。

研究チームが約3万人を対象に行ったパクチーの香りに対する感じ方の違いと遺伝子解析の分析の結果、
パクチーを好まない人の多くがOR6A2遺伝子に突然変異を持っており、DNAの一部が変化していることを突き止めたとかcute


調査結果では、このOR6A2遺伝子を持つ人の割合はヨーロッパでは約半数で、そのうちのおよそ15%がパクチーを石鹸のような香りだと感じているようです。

これは、OR6A2遺伝子に変異がある場合、パクチーの風味を形成するアルデヒドという芳香成分に対して敏感になることが要因と考えられています。
アルデヒドは石鹸にも多く含まれる成分であることから、OR6A2遺伝子に変異がある人の脳は、
その匂いによって「パクチー=非食品」と認識してしまうようです。



パクチーの他にもアルデヒドを含む食品で代表的なものはシナモンやバニラ。
いずれも、スイーツcakeの風味付けや香水などに使用される人気の香料ですが、苦手と感じる人もいるようです。

この、人によって匂いの感じ方が異なるのは、
人間が持つ約400種類の嗅覚受容体遺伝子の組み合わせの違いとも言われています。
香りの好みが近い人とは遺伝子の構造が似ていると言えるのかもしれませんね。



最近ではその抗酸化作用や含有ビタミンCの豊富さに注目が集まるパクチーclub
でも脳が拒否したら。。。無理せず他の食品でとればいいですねsmile



遺伝子の不思議、自分の体の中にあるものなのに、中々知る機会は少ないですよね。
遺伝子検査や遺伝に関連した事...家系に関したこと...
疑問を持たれましたら、診察の合間に、どうぞ遺伝カウンセリングルームをお訪ねくださいcute




投稿者 春木レディースクリニック

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