クリニックblog

2016年7月25日 月曜日

遺伝のハナシ⑤~どの遺伝子にしようかな?~

こんにちは、遺伝カウンセラーの橋谷ですconfident

今日は、すこし不思議なお話ですjapanesetea



生き物にとって、育つ環境が遺伝と同じくらい重要なことは、皆さんご存知の通りです。

環境の違いによって、身長体重病気のかかりやすさなどに大きな差が生じることもよくあります。

が、遺伝子の情報が全く同じ一卵性双生児では、どうでしょうか?

環境が変わっても、やはり遺伝情報が同じなんだから、同じじゃないの???


・・・実は、同じではないのですcatface

正確には、歳を経るごとに、一卵性双生児の遺伝情報には「あるちがい」が蓄積されていき、
それが結果として双子のちがいになっていくということが分かってきましたeye


あるちがい」は「DNAのメチル化」という現象ですshine

少し難しいようですが、つまりは、

DNAがメチル化されると、その部分の遺伝子は読み取ることが出来なくなります。(=遺伝子が封印される)

一卵性双生児のDNAを調べると、二人のメチル化されたDNAの場所は、歳を重ねるごとに異なっていたということです。

また、環境が異なっていればいるほど、その差は大きかったということもわかり、

DNAのメチル化には環境が何らかの形で影響しているらしいということも分かってきましたeye



親から受け継いだDNAが左右するのは、あくまでも"素質"

それが活かされるかは、育つ環境次第と言えるかもしれませんねgemini



遺伝子の不思議、自分の体の中にあるものなのに、中々知る機会は少ないですよね。

遺伝子検査や遺伝に関連した事...家系に関したこと...

疑問を持たれましたら、診察の合間に、どうぞ遺伝カウンセリングルームをお訪ねくださいcute



投稿者 春木レディースクリニック

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