クリニックBlog

2016.04.14更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

今回は、患者様から質問の多いビタミンEについて、私なりに検証してみたいと思います。

ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、強い抗酸化作用をもち、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果があります。また、末梢血管を酸化から守り、血行を促進する働きもあり、肩こりや冷えの改善薬としても利用されています。

国立健康・栄養研究所のデータによると、生殖分野において有効性が示唆されているのは、
・精子の機能と受精率の向上
・月経前症候群(PMS)の軽減
・ビタミンCとの併用で、子癇前症(妊娠高血圧症候群)の予防

などであり、女性の不妊症についてはまだ確たるエビデンスがないのが現状です。

実際に、米国のピッツバーグ大学で行われた研究では、抗酸化物質であるビタミンEやC、β-カロテンの摂取量は、妊娠の成立に大きな影響を与えないという結果が出ています。

ビタミンEは、もともと不妊のネズミの実験によって発見された脂溶性ビタミンで、私の学生時代のテキストにも、欠乏症として「不妊症(動物の場合)」と記されていました。
ヒトについては倫理的な問題もあって研究が進んでいませんが、女性の場合は欠乏状態でもない限り、サプリメントで補給してもそれほど大きな効果は得られないと思います。

ビタミンEは油脂種実類魚介類かぼちゃなどに多く含まれ、植物油なら大さじ1杯で3mg、アーモンドなら10粒で4mgも摂取することができます。
「日本人の食事摂取基準(2015年)」における目安量は、男性6.5mg、女性6.0mgですから、現代人の食生活で不足することは稀でしょう。

ビタミンEは血中濃度が一定量を超えると吸収率が低下し、尿や皮脂として排泄されてしまいますwobbly
そのため、他の脂溶性ビタミンに比べ、過剰症の心配は少ないですが、摂りすぎると骨粗鬆症を起こす危険性があるという慶応大の研究結果も報告されていますflair
他の栄養素と同様、適度に上手に摂るようにしましょうhappy01


≪栄養カウンセリング≫ 
日時:水曜・木曜 9:30~、10:30~、11:30~、12:30~
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投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

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