クリニックblog

2015年12月 5日 土曜日

◇栄養カウンセリング室より◇  NO.29

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

精がつく食材のお話が続いていますが、今回は牡蠣(かき)ですhappy01

牡蠣は「海のミルク」とも呼ばれ、良質タンパク質、グリコーゲン、タウリン、亜鉛やカルシウムなどのミネラル、ビタミンを多く含んでいます。
グリコーゲンは貝類のうまみ成分ですが、産卵期の5~8月は量が減り味が落ちることと、気温上昇による鮮度管理の面から、西洋では、「Rの付かない月(5~8月)には牡蠣を食べるな」と言われます。
また、タウリンは血中脂質の改善や肝機能の向上に効果があることが分かっています。

そして、精がつく食材としての注目すべき成分は、亜鉛です。
亜鉛は、生体内の50種類以上の酵素の構成成分であり、DNA複製やタンパク質合成、インスリンの生成、免疫機能の正常化など多くの生体反応にも関わっています。
新しい細胞を作るのに不可欠なミネラルなので、不足すると成長障害、皮膚炎、味覚障害、生殖能異常などの原因となります。
男性においては、亜鉛濃度が最も高いのは前立腺で、亜鉛がテストステロンの合成に必須であり、精子の数や運動能に大きく関係することが様々な研究で明らかになっています。
また、女性においても、亜鉛不足による卵胞刺激ホルモンや黄体ホルモンの減少、妊娠中の胎児の成長阻害、先天異常や奇形率の上昇など、多くの例が報告されています。

牡蠣フライや生牡蠣にはレモンを添えることが多いですが、レモンのクエン酸のキレート作用によって亜鉛の吸収率が上がるので、ぜひおすすめします。

最近は、牡蠣エキスの健康食品もよく見かけますが、過剰摂取には気を付けてくださいねdanger
神経症状、免疫障害、銅欠乏症などの健康被害も散見されます。
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、亜鉛の1日当たりの推奨量は男性10mg/女性8mg、耐容上限量は男性45mg/女性35 mgです。参考にしてください。

また、ノロウイルスによる食中毒にも注意しましょう。
「加熱用」の牡蠣は、新鮮であっても絶対に生では食べないようにしてくださいねsign01


≪栄養カウンセリング≫ 
日時:木曜・土曜 9:30~、10:30~、11:30~、12:30~
ファーストインタビューだけでなく2回目以降も無料です。
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投稿者 春木レディースクリニック

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