クリニックBlog

2015.09.26更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

体外受精において、男性の肉類の好みが受精能に影響を及ぼす可能性があるという研究結果が報告されましたflair

これは、米国のハーバード公衆衛生大学院による研究で、マサチューセッツ総合病院で体外受精を行ったカップルのうち、男性141人の経過を追跡調査したものです。
肉の総摂取量や加工肉の摂取状況などの調査が行われました。
その結果、一般体外受精でも顕微授精でも、鶏肉chickの摂取量が最も多い男性は、最も少ない男性よりも受精卵ができる確率が13%高かった(78%対65%)。
さらに、一般体外受精の受精率は、ハムやソーセージなどの加工肉の摂取量が最も少ない男性では、最も多い男性よりも28%も高かった(82%対54%)。ただし、顕微授精を併用した場合は、加工肉の摂取量は成功率に影響しなかった、とのことです。
(「Fertility & Sterility」オンライン版 7月20日掲載)

栄養カウンセリングでも、「牛肉taurusより鶏肉chickがいいんですよね?」という質問を時々受けます。
この研究の結果だけ見れば、「鶏肉chickがいい」と言えるでしょうが、実際はどうでしょうか
まず、この研究は米国の男性を対象としているので、肉類の摂取量は日本人とは大幅に異なります。
また、加工肉についても日常的な摂取量は米国人の方が多いでしょうし、製品の原材料や製法も日本のものとは違うと思われます。
さらに、肉類の摂取に気をつけている人は、食生活全般についても意識の高い人が多いとも考えられます。
ですから、一概に、鶏肉chickがいい、牛肉taurusはダメだ、加工肉も食べない方がいい、とは言えません。

確かに、鶏肉chick低脂肪・高たんぱくで、飽和脂肪酸の組成から見ても牛肉taurusより健康にいいと言えます。
でも、必須アミノ酸を多く含むのは牛肉taurusです。
また、糖質代謝や疲労回復に重要なビタミンB1が最も多いのは豚肉pigです。
そして、精子の質を改善する効果が期待されるオメガ3を多く含むのは、肉でなく魚fishです。

このように考えると、バランスよく食べるのが一番いいということになりますねhappy01
食べ物は消化され、アミノ酸や脂肪酸などに分解された後、必要に応じて細胞やホルモン、酵素などをつくるのに使われます。
身体各部からオーダーが入った時に在庫切れなんてことにならないように、いろんな種類の栄養素を取りそろえておきましょうnote

投稿者: 医療法人正育会春木レディースクリニック

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