カラダと食べ物

2015年8月15日 土曜日

カラダと食べ物  今日は何の日?⑩

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

今日8月15日は終戦記念日。
各地で様々な追悼の式典や催しが行われています。
失われた多くの命を悼み、平和な毎日を過ごせる今に感謝したいと思います。

さて、食の分野では、8月15日は「刺身の日」だそうです。
室町時代後期の書記官・中原康冨の1448(文安5)年8月15日の日記には「鯛なら鯛とわかるやうにその魚のひれを刺しておくので刺し身、つまり『さしみなます』の名の起り」とあり、これが初めて文書bookに登場する刺身に関する記録とされています。

切り身にすると何の魚fishか分からないので、魚のヒレを一緒に刺しておくとは、おもしろい風習があったのですね。
ヒレだけで魚の種類が分かるというのもスゴいですが、当時は刺身用の魚の種類が少なかったのでしょうpisces

また、「さしみなます」は聞き慣れない料理名ですね。
「なます」は古代中国に由来する料理で、生肉や生魚を細かく刻んだものをいいました。
『日本書紀』や『万葉集』に「膾」の表記が見られ、その頃にはすでに伝わっていたと思われます。
「なます」に酢が用いられるようになったのは室町時代以降で、魚肉を使ったものは「鱠」と表記されました。
宗教的に殺生が禁止されてからは、野菜や果物だけの「精進なます」が主流となり、それが現在の「紅白なます」などの酢の物につながっています。

「なます」は故事成語にも登場しますねhappy01
「羹に懲りて膾を吹く」とか、「人口に膾炙する」とか。
漢字テストみたいですが、故事成語として日本でも使われるほど、「なます」が日本の食文化に根付いたことがうかがえますdelicious

一方、「刺身」という呼び名ですが、当時の武家社会では「切り身」の「切る」という字は縁起が悪いので、「刺身」が一般的になったといわれます。
醤油が普及した江戸時代中期以降は、関西でも刺身が食べられるようになりましたが、京都では「刺す」という字もよくないということで「造り身」と呼び、それが「お造り」へと変化したとのことですflair

刺身のいいところは、魚の栄養素が新鮮なまま摂れることです。
特に、DHAEPAなどの不飽和脂肪酸は、加熱すると酸化してしまうので、生食の方が健康効果が高いと言われます。
是非おいしい刺身を食べて、舌も心も満足させてあげてくださいねnote


投稿者 春木レディースクリニック

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